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第4回スポーツセーフティーシンポジウム

 

2017.11.25 (Sat)

今年でスポーツセーフティージャパンは設立10周年を迎えます。この10年の間、スポーツが安全に行える環境の実現を目指し活動を続けてまいりましたが、その集大成として『スポーツセーフティーガイドライン2018 ~日本のスポーツ現場における安全基準の構築へ~』というテーマで第4回目のシンポジウムを開催いたします。  各分野の専門家の先生方から現在の取り組み、現在抱える問題、目指すべき姿をそれぞれの立場でお話しいただきます。また、国際スタンダードなどを考慮し、日本のスポーツ現場で実現可能な安全管理体制を提案します。 

シンポジスト

小出 敦也  

早稲田実業学校 専任アスレティックトレーナー

【経歴】

2000 コルビーソーヤー大学スポーツ科学部卒業

2001 ブリュースター高校、 2002-2003 セイヤー中・高校

2001-2003 ボストンセルティックス

2004 アイスホッケー日本代表

2004-2007 慶応義塾大学男子バスケットボール部

2004-2007 慶応義塾大学ウェルネス科目非常勤講師

2007-2012 日立サンロッカーズ(現Bリーグ)

2012 バスケットボール日本代表

2013-2014 龍谷大学スポーツ強化センター

2014- 早稲田実業学校

大川 靖晃

帝京大学スポーツ医科学センター 助教

 

【経歴】

2004 中京大学体育学部体育科学科スポーツ科学コース卒業

2007 ルイジアナ大学ラフィエット校 アスレティックトレーニング専攻卒業

2007 全米アスレティックトレーナー協会公認アスレティックトレーナー(NATA-ATC)

2009 クレムソン大学 栄養学修士

2009-2010 New England Patriots インターン

2010-2011 H.C.栃木日光アイスバックス

2011-2012 リハビリテーション・クリエーターズ

2012- 帝京大学スポーツ医科学センター 助教

​大橋  卓生

虎ノ門協同法律事務所 弁護士

 

【経歴】

1991 北海道大学法学部卒業

1991-2003 株式会社東京ドーム

2004- 弁護士登録(第一弁護士会)

2011- 虎ノ門協同法律事務所

2012- 金沢工業大学虎ノ門大学院 准教授

 日本スポーツ法学会 事務局次長

 独立行政法人日本スポーツ振興センター 

 スポーツを行う者を暴力等から守るための第三者相談・調査委員

 公益財団法人日本学生野球協会理事

 プロ野球選手会公認代理人 

 THE SPORTS LAWYERS ASSOCIATION会員

 一般社団法人日本テコンドー協会理事 等

​永島  計

早稲田大学教授

 

【経歴】

1985 京都府立医科大学卒、医師免許取得

1985-1987 京都府立医科大学附属病院研修医

1987-1989 大阪鉄道病院レジデント

1989-1991 京都府立医科大学修練医

1991-1995 京都府立医科大学大学院博士課程(生理系)

1995 京都府立医科大学助手

1995-1998 YALE大学医学部・John B Pierce Lab Post doc Associate

1998-1999 Royal North Shore Hospital Oversea fellow

1999-2004 大阪大学医学部講師

2004-2006 早稲田大学助教授

2006- 早稲田大学教授

 

​中山 晴雄

東邦大学医療センター大橋病院教育支援管理部 副部長

 

【経歴】

2003 東邦大学医学部卒業

2005 東邦大学大学院医学研究科博士課程入学

2009 東邦大学大学院医学研究科博士課程満期退学

東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科レジデント復職

緑成会横浜総合病院 出向

2010 博士(医学)

東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科シニア・レジデント

2011 日本外科感染症学会インフェクションコントロールドクター

日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医取得

東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科復職 助教

日本脳神経外科学会専門医取得 日本外科感染症学会認定医、教育医

2013 東邦大学医学部医学科講師 東邦大学医療センター大橋病院院内感染対策室副室長

2015 東邦大学医療センター大橋病院教育支援管理部副部長

 

​佐保 豊

NPO法人スポーツセーフティージャパン代表理事

米国BOC公認アスレティックトレーナー

 

【経歴】

1996 ネバダ州ラスベガス校卒

1996-1997 NHL(北米アイスホッケーリーグ)アナハイムマイティーダックス

1999-2000 チリサッカーチーム(U17,U20チリ代表、コロコロ、パレスティーノ)

2001-2002  Jリーグ 名古屋グランパス001-2002年

2009-2012 日本フットサル代表(2012W杯)

2004-2017 男子日本代表アイスホッケーチーム

2008-2017 JOC(日本オリンピック委員会)専任医科学スタッフ

2012-2014 公益財団法人日本アイスホッケー連盟理事

タイムテーブル

10:10-11:10 【小出 敦也】

                        高校における専任アスレティックトレーナーの活動の現状と課題 

                       【内容】現在、日本国内で学校専任のアスレティックトレーナーとして活動している人は少ない。

           そしてどのような活動をしているのかも不明確である。参加者には学校におけるアスレティック

           トレーナーの役割や生徒や 先生方から何が求められるかを理解して頂きたい。

 

11:10-12:10 【大川 靖晃】

                        日米大学のスポーツ安全管理体制の比較 – アスレティックトレーナーの視点より –

                      【内容】近年、日本では日本版NCAAが注目を集めている。では実際にATなど のサポートスタッフから

            見た場合、大学スポーツの安全面において日米間でどのような違いがあるのか。

                                   帝京大学スポーツ医科学センターの取り組みも紹介する。

12:10-13:10   昼食休憩 


13:10-13:25 【佐保 豊】

                        スポーツセーフティーガイドライン2018に関して

                      【内容】日本のスポーツ現場で実現可能な安全管理体制をスポーツセーフティーガイドライン2018として

            提案致します。アドバイザーである各分野の先生方(大橋氏、中山氏、永島氏)から具体的な内

            容をお伝えします。

          
13:25-14:15 【大橋 卓生】 

                        スポーツ事故 - 事前の安全対策と法的責任の関係-

                      【内容】事前の安全対策を講じていてもスポーツ事故は生じることがありますが、 この場合、指導者等の

                                     法的責任はどのように考えればよいのでしょうか。 明確な線引きはできないものの、過去の裁判

                                     例に照らし、事前の安全 対策がどこまで法的責任を回避しうるのかを試案します。

 

14:15-14:25 【休憩】 

                

14:25-15:15 【中山 晴雄】 

                        スポーツ頭部外傷の病態生理から現場における安全な対処方法構築の取り組み

                      【内容】近年スポーツ頭部外傷に関する指針や提言が次々に発表され、スポーツ活 動の現場では、徐々に

                                     スポーツ頭部外傷の認識が共有されつつある。一方、 実際の現場においては、安全な対処方法の

                                     構築は未だ十分ではない。従っ て、各競技団体や組織が各々の組織において指針に示されるよう

                                     な総論 的安全対策について如何に各論的対処方法として構築して行くかが肝要 である。そこで本

                                     講演では、スポーツ頭部外傷の病態生理から、本邦におけ るスポーツ活動の現場での安全な対処

                                     方法構築について概説する。

15:15-16:25 【永島 計】 

                        1. 体温調節の基礎研究から見た熱中症の病因、予防、対策

                        2. スポーツフィールドでの心疾患発症:AEDでは解決できない疾患の知識

                      【内容】 熱中症は暑熱などの環境因子、個体が行う相対的な運動強度や 暑熱への馴化の程度によって 

           も、そのリスクは大きく異なる。また、病歴、薬剤の服用、社会的な要因も加わってくる。

           まず初めに熱中症の非常に複雑な病因を整理することから始め、スポーツ選手・指導者・

           トレーナーが、どのように対応していけば良いかを聴衆と一緒に考えていきたい。

           また、中等度以上の熱中症になった場合の初期対応をど うすれば良いかを、現在あるいくつか

           の方法を例示しながら実験データから、そして理論的に構築していきたい。

 

           高負荷での運動は多くの心疾患を誘発する原因であり、これらの心疾患は、事前に察知できる

            場合と、そうでない場合がある。AEDの整備/使用は運動によって誘発される重症不整脈の

                                           有効な解決手段となっているが、AED が対象にならない心疾患も多く存在する。

                                           これらの心疾患の発症原因、考えられる可能な対策を簡単に述べていきたい。


16:30-17:00    質疑応答・パネルディスカッション

18:00-     懇親会

開催概要

日時2017年11月25日(10:00-17:10)

開催場所早稲田大学喜久井町キャンパス 40号館102号室 

                   (東京都新宿区喜久井町17)

参加費:一般5,000円(税込)学生3,000円(税込)

定員:120人(先着順)

懇親会場所:会場近隣

懇親会費:3,000円(税込)

 

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