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Beat the Heat

~熱中症死亡事故ゼロを目指して~

​第5回スポーツセーフティーシンポジウム

11月24日に開催される第5回スポーツセーフティーシンポジウムは、『Beat the Heat ~スポーツ中の熱中症死亡事故ゼロを目指して~』というテーマでスポーツにおける熱中症にクローズアップします。ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックと世界大会が行われる日本でどのような対策が必要か、熱中症に関する最新情報と実際の経験談などを元に、スポーツ現場に関わるすべての方々と一緒に考えていきたいと思います。

​Schedule

10:00-10:15
「スポーツ中の熱中症死亡事故ゼロを目指して」
  佐保 豊(スポーツセーフティージャパン)
スポーツ中の熱中症死亡事故は国際的には100%防げると言われています。 NPO 法人スポーツセーフティージャパンが唱えているスポーツ現場における安全管理体制の三本柱となる 「人」、「物」 「体制」 を元に、 スポーツ中の熱中症死亡事故ゼロを目指 して必要なセーフティーアクション (行動)を説明します。
 
10:15-11:25
「学校部活動における熱中症死亡事故~その実態と当事者との意見交流~」 
  南部 さおり(日本体育大学)、エンジェルズアーチ  
学校部活動における熱中症死亡事件 ~その実態と当事者との意見交流~ わが国の学校部活動では、 毎年のように重度の熱中症事故が起きています。 その実態は正に「人災」としか言いようのないものであり、指導者(顧問教諭)によるしごき や熱中症に対する無知・軽視がその主な原因となっています。このセッションでは、部活動での最重度熱中症によってわが子を亡くした遺族からの証言を交え、わが国 における部活動の問題点について考えます。
                               
11:30-12:40
「熱中症をサイエンスする」
  永島 計(早稲田大学)
温熱生理学(体温の調節の理解のための科学的研究)は、極限環境(人が通常できないような環境)において、労働や生活を可能にすることを目的に発達してきま した。シンポジウムでは、温熱生理学の歴史の概略を知っていただくともに、最近問題が大きくなっている熱中症をいかに解決していくかについて温熱生理学の研究者の立場から問題提議していきたいと思います。
1. 体温の生理学の発達について基本的な体温調節の知識を習得していただ くとともに、発達、老化、運動時の体温調節の特殊性について説明をしていきます。
2. 飲水の罠 熱中症の予防には飲水は欠かせないものです。 では、なぜ飲水が大事なのかを解説するとともに、現場での指導者が陥りやすい“飲水の過信”について科学的に理解していただきます。 3. 体温の功罪熱中症の対処方法は、予防、現場レベルでの 早期診断、適切な方法での冷却です。 しかし、その判断や治療方法に対するエビデンスは経験や実験的シミレーションに基づく部分が多いと言えます。これらの解決には、判断を補 助する測定機器の開発やより科学的な裏付けが必要と言えます。これらの問題について議論していきたいと思います。

12:40-13:45  
 昼休憩          
         
13:45-14:55
「お医者さんは熱中症を知りません 自分自身の反省も込めて
  永田 高志(九州大学)
 
重症の労作性熱中症は、適切な予防そして早期診断治療で100%救命が可能な疾患であり、熱中症による死亡は避けうる死(プリベンタブル・デス)といえます。 しかし、残念ながら今日の医学教育では労作性熱中症は必ずしも適切に教えられていないのが実態です。自分自身も2014年に出版したマラソン医学の翻訳を通じて、労作性熱中症の適切な予防を知ることが出来ました。2020年東京オリンピックのみならず、日常で発生しうる労作性熱中症に対して、今こそ日本のすべての医師がその病態や治療を謙虚に学ぶ必要があると思われます。            
       
15:00-16:10
「科学的に熱射病リスクを考察する」
  細川 由梨(立命館大学)   
労作性熱射病に関する研究は大きく(1)疫学(2)発生メカニズム(予防)(3)治療 (4)予後(復帰基準)に関するものに分類することができる。これらの副分野は密接につながっており、一般的に(1)~(4)の順に研究が積み重ねられ ることによってエビデンスが更新されていく。米国のスポーツ医療と軍事医療の分野ではプレホスピタルケア(病院に搬送されるまでの医療)が充実していることから労作性熱射病に関する研究が特に盛んに行われている。彼らは基礎研究やフィールド調査によって得られた結果を用いて労作性熱射病の予防方法や治療方 法を見直すことで罹患者の減少にも成功している。一方、国内においては労作性熱射病の鑑別が病院搬送されるまでできないこと、また労作性と非労作性熱射病の区別がつけられていないことが多いことから、真の労作性熱射病の発生率が把握されていない。そのため国内における労作性熱射病に関する研究は限られており、結果として労作性熱射病に関する知見は数十年もの間更新されない。本講演では米国の研究事例の解説を行い、そこから日本における労作性熱射病研究の展望を示したい。
          
16:15-17:00  
  質疑応答・パネルディスカッション
18:00-20:00  
  懇親会@Good Morning Cafe早稲田

​Speakers

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日本体育大学

スポーツ危機管理学研究所

副所長

​南部 さおり

2000 明治大学大学院法学研究科博士前期課程

2005 横浜市立大学医学研究科博士課程  

2005 横浜市立大学医学部 医学科助手

2007 横浜市立大学大学院 医学研究科助教

2016 日本体育大学体育学部社会体育学科 准教授

2017 日本体育大学スポーツ文化学部 武道教育学科 准教授 2018 日本体育大学スポーツ危機管理学研究所 副所長

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​早稲田大学教授

​永島 計

1985  京都府立医科大学卒、医師免許取得

1985-1987 京都府立医科大学附属病院研修医

1987-1989 大阪鉄道病院レジデント

1989-1991 京都府立医科大学修練医

1991-1995 京都府立医科大学大学院博士課程(生理系)

1995  京都府立医科大学助手

1995-1998 YALE大学医学部

                 ・John B Pierce Lab Post doc Associate

1998-1999 Royal North Shore Hospital Oversea fellow

1999-2004 大阪大学医学部講師

2004-2006 早稲田大学助教授

2006-  早稲田大学教授

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九州大学大学院医学研究院

先端医療医学講座災害救急分野

​永田 高志

1997 九州大学医学部卒業

2004 ハーバード大学公衆衛生大学院国際保健学科武見プログラム

2009 カロリンスカ研究所公衆衛生大学院外傷疫学部門

2012- 九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座災害救急分野

および九州大学医学部卒業および九州大学病院救命救急センター

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​立命館大学講師

​米国認定アスレティックトレーナー

​細川 由梨

2011  早稲田大学スポーツ科学部医科

2013  アーカンソー大学大学院キネシオロジー研究科 

アスレティックトレーニング専攻修士課程

2013-2014 レクトリースクール アスレティックトレーナー 2014-2016 コネチカット大学クラブスポーツアスレティックトレーナー

2016  コネチカット大学大学院キネシオロジー研究科 運動生理学専攻博士課程

2017-2018 教育部長・コリーストリンガーインスティテュート 2017-2018 広報部長・コリーストリンガーインスティテュート 2017-2018 ポストドクトラルフェロー・コリーストリンガーインスティテュート

​Location

早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール

東京都新宿区西早稲田1丁目20-14

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